婦人科では、以下の手術を日帰り手術としています。日帰り手術であっても、麻酔がよく効いて眠った状態で行います。術後の痛み止めも使用します。また常勤の麻酔科専門医もいますのでご安心ください。当院は総合病院ですので、クリニック等と比べて安全性の面でもサービスの面でも質の高い医療を提供したいと心がけております。
まずは病院を受診していただきます。診察をおこない、下記項目の確認や感染症などについても確認いたします。
その後、手術日を相談させていただきます。出来るだけご都合のよい日で調整いたします。
子宮内容除去術、人工妊娠中絶術、子宮鏡手術のいずれかの手術を受けられる方は、手術日の前日に来院していただきます。手術申込書をお預かりした後、子宮頸管に頸管拡張器という棒状の細い合成樹脂を挿入します。頸管拡張器は水分を吸収して膨張することで、ゆっくり時間をかけて子宮頸管を徐々に押し広げるためのものです。手術を安全かつ円滑に行うための処置とお考えください。
子宮頸部異形成の手術や小陰唇縮小術ではこの処置は必要ないため、手術日前日の受診は必要ありません。
手術前日の夜21時以降は、飲食はお控えください。
4. 手術日当日は、朝8時半までに来院していただきます。健康状態を確認し、術衣に着替えていただきます。準備が出来たら手術室へご案内します。点滴のための針を挿入し、静脈麻酔薬という注射薬を投与します。麻酔がしっかり効いていることを確認した上で手術を行います。
手術は15分~30分程度で終了します。いずれの手術においても、麻酔時間は短く出血量も少量のため、入院の必要がなく日帰り手術が可能です。
術後は、完全に麻酔から覚めるまで2~3時間ほど安静にしていただきます。
術後の診察を行い、問題なければご帰宅になります。お薬を処方いたしますので内服をお願いします。
なお、麻酔から覚めたばかりですので車の運転はお控えください。手術当日はなるべく安静にお過ごしください。シャワーは可能ですが、次回の診察までは入浴はお控えください。性交渉も控えておいてください。デスクワークなどの仕事または軽い労働であれば、手術翌日から可能です。
術後1~4週間経過したころに再診していただきます。
手術当日は、以下のものをお持ちください。