- 職場の雰囲気をお伺いできますか。
看護部長 そうですね。一言でいうなら、風通しが良い!!ですかね。とある、看護師の就職合同説明会での看護学生のアンケートでも、「雰囲気が良いと思う病院NO1」に選ばれました。- 看護部の方針について教えてください。
看護部長 看護部では、4つの基本方針を軸に看護を実践しています。患者様やご家族が安心して治療に臨める環境を提供すること、そして何より患者様にとっての最善を考えられるような、質の高い看護を目指しています。地域の患者様が中心ですので、「また、浅草病院で診てもらいたい」と言われるような病院でありたいと思っています。- 新人教育について聞かせてください
看護部長 新人さんの教育は、チーム支援型のチューターシップで対応しています。皆で新人さんを育て、私たちも成長していく。新人さんを育てることは、看護部全体の成長へもつながると思いますよ。新人さんには、とにかく看護をすることに喜びを感じてもらいたいですね。- 「看護をする喜び」ですか。看護部でお仕事されるにあたって、どのようなときに感じられますか。
看護部長 実は私は高い志をもって看護師になったわけではないんです。いわゆる「手に職を」の考えだったと記憶しています。しかし、30年以上看護師をさせていただいて、心の底からこの看護師としての道を選んで良かったと思っています。私は、長い間「急性期医療」に携わってきました。心筋梗塞や脳出血による急に発症する患者様にも、数多く出会っています。意識のない状態で運ばれてきた患者様が、元気に歩かれて退院する姿は、感無量ですよね。- 看護としての責任とやりがいですか。
看護部長 看護師はそれぞれの「看護観」を持っています。それを言葉で上手く説明するのは、とても難しいと思います。私は、「看護師は専門職。その自覚とプライドを持ってほしい」とは常に思っています。- そういった思いから看護部長に?
看護部長 どうでしょうか?案外、意見をぶつけ合いながらも互いに成長するのも感慨深いかもしれないですよ(( ´∀` )- 職員間の交流はどうですか。
看護部長 新型コロナ感染症で、約3年間は、全く交流を持つことができませんでした。グループ内の行事もZoomなどに切り替わり、本当に顔と顔を合わせての交流はなかったです。しかし、やっと新型コロナ感染症の対応にも変化があり、これからは職員間の交流もグループ内の交流も増えていくと思います。顔と顔を合わせての交流って、やっぱり大事です。- やはり職員同士の交流は大事ですか。
看護部長 長く務めるには人間関係は大切ではないでしょうか。最初にも話しましたが、職場の雰囲気は重要ですよ。- そうなんですね。交流がしやすい雰囲気は大切ですね。
看護部長 大きな病院ではないので、名前と顔が早く覚えられます。新人さんもみんなで育てていく雰囲気は、本当に自慢ですね。- ママさんの看護師さんは多いですか。
看護部長 ママさん看護師の活躍の場は増えてきています。それぞれのご家庭の状況に合わせ、時短での就業やパート就業など、色々な働き方を選択できることも、当院の魅力の一つかもしれません。また、先輩子育て看護師が、良き理解者になってくれていることも良いところかな。- 男性の看護師はどうでしょう。
看護部長 現在7名ですね。私的には、今の倍の男性看護師が必要だなと思っているんです。- 男性看護師も働きやすい環境ですか。
看護部長 男性看護師も、少しずつ増えてきています。男性看護師の皆さんは、看護学生の時に、この女性が多い環境になれていますので、全く問題なく溶け込んでいると思いますよ。- 最後にどのような看護師と働きたいかお聞かせください。
看護部長 とにかく人間らしい人が私は好きですし、看護師として一緒に働きたいです。心のある看護!!嫌なこと、泣きたくなること、嬉しいこと、楽しいこと、幸せと感じること、色々なことを皆と共有できる看護師さんを待っています。- 看護師になろうと思った、きっかけがあれば教えてください。
看護師 幼い頃に病院通いが多く、その時に担当して下さった看護師に憧れを抱きました。また、祖父が病気を患った時に、私は何もしてあげることが出来なかったので、少しでも病と闘う人々の力になりたいと思ったことがきっかけです。- 浅草病院を選んだポイントはどんなところですか。
看護師 月に10日の休みがあるので、プライベートを充実させることが出来ると思ったことと、スカイツリーが見えるというロケーションにも惹かれたからです。- 現在、どのような部署で勤務されているのでしょうか。
看護師 4月中は、集合研修を行っていました。講義だけでなく、実技研修や各部署へのローテーション研修を、時間をかけて行いました。その後、各部署へ配属されました。現在は、急性期の外科病棟で勤務をしていて、主に整形外科の患者さんの看護を行っています。- 職場の雰囲気や先輩との関係はいかがですか。
看護師 先輩方はとても優しく、様々なことを教えてくださるので、質問もしやすい環境だと感じています。また、業務以外のことも話したりするので、先輩との距離が近いところは本当に良いと思います。- 寮生活はどうですか。
看護師 私と同じ寮に住んでいる同期は居ないんですが、近くの寮に住んでいる同期がいるので何かあった時にはお互いに頼ることができる環境です。病院までの距離も徒歩15分以内と近いので通勤はとても便利です。- 休みはどのようにして過ごしていますか。
看護師 自宅でゆっくりしたり、ショッピングや近所を散歩したりとリフレッシュの時間を過ごしています。浅草なので、浅草寺やスカイツリー花やしきなど、観光スポットも多く充実しています。- 今後の目標について、教えてください。
看護師 まずは早く仕事を覚え、チーム医療に貢献できる看護師になりたいです。そしていつかは救急医療に携わりたいという目標を持っています。- 看護師になるきっかけは。
看護師 青年海外協力隊へ知り合いが行き、自分も行ってみたいと言っていたんです。そんな私へ「資格をもって行くなら看護師が合っているよ」といってくれた家族の言葉がきっかけですね。- 浅草病院を選んだ理由を教えてください。
看護師 二人目の子供が生まれ看護師を継続するか悩んでいた時、家庭や子育てと仕事を両立できるという、浅草病院の働きやすい環境に惹かれたからです。また、ちょうど新築移転の時期で、綺麗で景色もよい病院にもなることを知り、気持ちよく働けるなと思い浅草病院に決めました。- 実際に、浅草病院に勤務しながら家庭との両立はどのようにしていますか。
看護師 急性期病棟で働いていますが、職場の皆の理解があって家庭の事情や急な子供の体調不良等へも勤務の調整をしてもらい、子育ての相談にものってもらうなど家庭と仕事の両立を実現可能にしてもらっています。- 現在のお仕事などを教えてください。
看護師 主に整形外科疾患の患者様のいる急性期病棟で手術の前後から退院までの関わり、主任としてスタッフの育成、また、院内の医療安全管理者として医療の質と安全について体制整備等に取り組んでいます。- 仕事のやりがいについて教えてください。
看護師 主任として部署のスタッフの成長を支えることは、大きなやりがいになっていますね。成長する姿を見ていると、こちらが励まされたりもします。また、医療安全管理者としての役割は、本当に大変なんですが、自分の成長に繋がっています。様々な部署や職種とも協力し連携をして患者様に安全な医療を提供できるよう管理しています。- 浅草病院の良いところはどんなところでしょうか。
看護師 とにかく働く職場の雰囲気がいいです。仕事のことはもちろんプライベートのことまで部署をまたいで他職種の職員に頼ったり頼られたりが気兼ねなくできるところはとても魅力的です。施設的には、開放的な病院内でスカイツリーや隅田川を間近に見ることができ景色は抜群です。- ご自身の今後の目標を教えてください。
看護師 今後も楽しく仕事と家庭を両立しつつ、主任・医療安全管理者としても患者様が少しでも安心・安全・安楽に最善の治療を受けられるよう医療の安全と質の向上を追求していきたいですね。- どうして看護師になろうと思ったのですか。
看護師 高校生の時、看護師になりたい子が周りに多かったため、看護師について調べたら面白そうだったので。単純な動機かもしれませんが、今は天職だったと思っています。- 浅草病院を選んだ理由を教えてください。
看護師 3.11の東日本大震災の時、前に勤務していた病院から帰れず2日間病院にいました。仕方ない状況だったのですが、やはり家族のことがとても心配でした。そのことがきっかけとなり、自宅近くで働ける病院を探していたところ浅草病院を知り、浅草病院は上尾中央医科グループという大きなグループの中の病院だったので、安心して働けると思い入職を決めました。- 現在はどのような部署で勤務されているのでしょうか。
看護師 回復期リハビリ病棟で係長として勤務しています。- 回復期リハビリ病棟での、看護の魅力を教えてください。
看護師 回復期リハビリ病棟の患者様は、急性期治療を終了しリハビリがメインの患者様です。患者様の生活にフォーカスをあてケアをするので、患者と深い信頼関係を築くことができると思います。お互いに信頼関係がある中で、患者様が前向きにリハビリを行い、良い状態で退院できた時は、回復期リハビリ病棟の看護師としてやりがいを強く感じます。- 現在の係長(師長)としてのお仕事は、どのようなものですか。
看護師 病棟内の業務が円滑に進むようにするため様々な調整や、部署の看護の質が上がるようスタッフを教育したり、患者様の状態やケアの状況を確認したりするのが主な仕事です。- 係長(師長)としてのお仕事のやりがいについて教えてください。
看護師 スタッフが生き生きと働いていたり、患者様への良い対応を見た時は心から嬉しいなと思います。また、私は教育委員会をしていることもあり、勉強したいスタッフがいると協力したいし、応援したいと思っていますね。スタッフの成長は、私の大きなやりがいになっています。- 係長(師長)が、看護師として一番大事にしているものを教えてください。
看護師 基本的なことかもしれませんが、患者様や家族に寄り添う看護を大事にしています。同じ疾患でも、不安や苦痛は人それぞれです。疾患でくくらず、その人の背景や今までの人生、生活を考慮してケアをしながら関係を築くように心がけてきました。「あなたが来てくれると嬉しい」と言われると、気分が盛り上がってしまいます。- 今後の、ご自身の目標を教えてください。
看護師 管理者としてスタッフや患者様から信頼されるような存在になることですね。その為に、まだまだたくさん勉強することもあるし、行動に移せる強い気持ちが必要だと思っています。まだまだ、頑張ります。- 特定行為看護師を目指そうとしたきっかけを教えてください。
看護師 以前より褥瘡対策委員会で活動していましたが、当院には形成外科や皮膚科の常勤医師がおらず、褥瘡回診は内科(外科経験のある)医師が担当していました。なかなか忙しく、週1回の褥瘡回診以外の診察ができないこともあり、入院前からの褥瘡や入院後新に発生する褥瘡の処置が遅れたりすることがありました。また、陰圧閉鎖療法治療中の患者さんに対しても介入の遅れがあると感じ、タイムリーに処置に介入できないかと思い特定行為看護師を目指しました。- 特定行為研修の受講は大変だったと思いますが、実際に受講しての感想を聞かせてください。
看護師 座学での講義が解剖生理、生化学、薬学など基礎と各論と科目数も多く、年齢も年齢なので覚えるのに必死でした。レポート提出やテスト前には院内を走り回り、麻酔科医師や薬剤科の主任さんに教えてもらったりしていましたね。OSCE(客観的臨床能力試験)の前は外科の医師に縫合の練習に付き合ってもらったりもしました。講義の中で丸鶏1匹を使ってデブリードメントの練習をしたときは衝撃的でした。- 仕事をしながら研修受講は、ご家族のご協力も必要だったと思います。その辺はいかがでしたか。
看護師 家族の協力は必要ですよね。私は子供が2人いるのですが、寂しい気もするんですけど、「お母さんは忙しい」と思っているので、自分でできることはしてくれます。あと昔からですが全面的に夫が協力してくれるので本当にありがたいです。- 受講が終わりどのような業務ができるようになったのでしょう。
看護師 特定行為研修で学んできた褥瘡のデブリや陰圧閉鎖療法を褥瘡回診時はもちろんですが、褥瘡を保有する患者さんが入院してきた時に、初期対応で介入することも増えタイムリーな処置が行えるようになりました。- 今後、さらに病院での活動の幅も広がり期待も大きいかと思います。ご自身の展望があればお聞かせください。
看護師 まだまだ、活動としてはこれからの段階です。褥瘡関連と狭い範囲ですが、いろいろな診療科より依頼がされるように頑張りたいと思っています。また、自分の活動をみて特定行為看護師を目指してくれる仲間を増やしていきたいです。