X線を使用する検査としては最も一般的な検査です。X線を人体に照射し、各組織を通過してきたX線の量の違いを画像として表示します。空気などのX線が通過しやすい部分は黒く、骨などのX線が通過しにくい部分は白く写し出されます。
肺や腹部の状態、骨折の有無、骨・関節の状態を見たい時などに行われる事が多い検査です。
FPD(フラットパネルディテクター)装置が一般撮影室に2台導入され、稼働しています。この装置により、画像を読み取る時間が大幅に短縮され撮影後、瞬時に画像化する事が可能となった上、以前より被ばくが少なく、より鮮明で高画質な検査が可能となりました。
また、撮影した画像は院内ネットワークを利用し、各診察室や病棟、手術室のパソコンで見ることが出来ます。
撮影する部分に厚い生地やプリント・金属類・ボタン・湿布・エレキバン・カイロ等があると診断に支障をきたす恐れがあるため、可能な限り外した状態で撮影させていただきます。検査着も用意してありますので、着替えていただくことも可能です。
撮影する部位によって、方向を変えて複数枚の写真を撮る場合があります。その時に横を向いたり足を上げたりと様々な体位をしていただく事がありますが、できる範囲で大丈夫ですので、ご協力をお願いいたします。撮影部位の数によって異なりますが、着替え等を含め数分で検査は終了します。